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皆さんこんにちは。 県道23号沿いで水曜を除く平日は夜8時まで、水・土曜日も17時まで診療している、松山市の歯医者「グリーン歯科クリニック」です。 歯周病はお口の中だけの病気ではありません。全身の健康とも関わりがあることがわかっています。 歯周病が全身の健康に影響する仕組みや、全身疾患との関わりについてお伝えします。
歯周病にかかり全身の健康にダメージを与える原因は、炎症による毒性物質と歯周病菌の2つです。 歯周病になると、口の中でいつでも炎症が起こっている状態になります。 炎症によって毒性物質が生まれ、その毒性物質は歯ぐきの血管に入り込み、全身に移動していきます。 この炎症性物質によって、全身に様々な病気が引き起こされたり症状が悪化することになるのです。 また、誤嚥してお口の中の歯周病菌が機関に入り込み肺に達すると、誤嚥性肺炎も引き起こすことになります。
・糖尿病 糖尿病と歯周病の関わりは広く知られています。 血管に入りこんた歯周病菌は体の力によって死滅します。 ところが、歯周病菌の死骸の中の内毒素はそのまま血液とともに全身に巡っていき、糖分の取り込みを抑えるTNF-αを増やします。 そのため、血糖値を下げるインスリンの働きが邪魔されて、血糖値が高くなりやすくなるのです。 歯周病になると糖尿病が悪化するだけでなく、糖尿病になると歯周病も悪化しやすくなります。 歯周病と糖尿病になったら、両方の治療を同時に進めていくことが大切です。 ・動脈硬化による心筋梗塞や狭心症、脳梗塞 歯周病菌などが血管に入り込み全身に広がると、血管内に粥状の脂肪性沈着物(プラーク)ができ、血管が詰まったり血液の通り道が細くなります。 心臓に血液を送る血管がこうした状態になると、狭心症や心筋梗塞を起こしやすくなります。 また、脳の血管に起こると、脳梗塞につながります。歯周病の人は健康な人の2.8倍、脳梗塞になりやすいというデータもあるのです。 ・低体重児早産 妊娠中の女性は、女性ホルモンのエストロゲンが増えます。エストロゲンは歯周病菌の増殖を促すため、歯肉炎になりやすくなります。 そのため、そのまま歯周病になることも珍しくありません。 歯周病にかかった妊娠している女性は、低体重児および早産のリスクが健康な人の7倍も高くなります。 これは喫煙や飲酒、高齢出産よりも危険な数値です。 ・誤嚥性肺炎 誤嚥性肺炎は高齢者に多い病気です。 歯周病菌を誤って食べ物などと一緒に飲み込み、むせると歯周病菌が気管から肺に入り込み、誤嚥性肺炎を起こすことがあります。
お口はもちろん全身の健康を守り、元気な赤ちゃんを出産するためには、歯周病を予防し、歯周病になったとしても早めに治療することが重要です。 残念ながら歯周病は初期段階では自分自身ではかかっているかどうかわかりにくい病気です。 予防と早期発見・早期治療のためには、歯科医院に定期的に通院し、検診と予防ケアを続けることがおすすめです。 グリーン歯科クリニックでは、患者さんが一生ご自分の歯を使い続けられるように、治療はもちろん予防も重視しております。 24時間いつでもネットからご予約いただけますので、持病をお持ちの方、一生元気に暮らしたいとお考えの方もぜひ一度ご相談ください。